【今すぐにできる防災対策!自動的にブレーカーを遮断できるスイッチ断ボールIII】今日も匍匐前進
こんにちは! 「今日も匍匐前進」管理人のスガタです。
私は、「震度5強相当~7の地震」でブレーカーを自動遮断する防災グッズの「スイッチ断ボールⅢ(スイッチダンボール3)」が気になり、通販で購入して我が家のブレーカーに設置してみました。
どのような商品なのかよく分からない方も居られるかと思います。
そこで、この商品を取り付ける目的や商品内容、設置方法、注意点などについて口コミ情報も交えて記事を書きました。
こちらの記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
「スイッチ断ボールⅢ」とはどのような商品なのか?
地震後の火災予防グッズ
大地震が起きて避難するとき、できることなら自宅のブレーカーを落として避難したほうが火災の二次災害に対して安心です。
つまり、大地震で停電が発生し、その後復旧して通電したとき、「こたつ」や「電気ストーブ」などの暖房器具のスイッチの切り忘れや断線等で火災が発生するリスクがあります。
その他にも、「ガス器具の火は消したんだけど、ガス漏れが発生している部屋の照明器具を消し忘れて、蛍光灯(LED含む)に通電して発火」など、、、
災害時には身の安全を確保するのが第一。
しかしながら、ブレーカーの切り忘れでこのような事態が緊急避難中に起こってしまうかもしれません。
この「スイッチ断ボールⅢ」は最初にも書きましたが、「震度5強相当~7の地震」でご自宅のブレーカーを自動遮断する地震安全対策(火災予防)の防災グッズです。
取付はいたって簡単!!
ほとんどのブレーカーに取り付けできます。
しかも、電気部品は一切使っていません!!
出典: スイッチ断ボールIII公式HP
本当に簡単な仕組みです!!
私は長年、勤めていた会社の防火管理者をやっていましたが、ガス火災防止策や防火安全講習にも力を入れていました。
そこで我が家も、もしもの際の電気による二次災害に備えたほうが良いと考えていました。
そこで見つけた商品がこの「スイッチ断ボールⅢ」です。
それにしても、「スイッチ断ボール」とは面白い商品名ですね!!

と言うことで、こちらの商品を早速通販で購入して、自宅のブレーカーに取り付けました。
「スイッチ断ボールⅢ」はお値段はAmazonや楽天で税込み3,000円(送料別)前後の価格です。
ちなみに各部屋の個々のブレーカーに取り付けたいときは、個数がまとまると、割引もあります。
予め地震の揺れの強さで作動を調整できます。
箱の裏面には
「簡単な取り付け」「確実な作動!」
「スイッチ断ボールⅢ」の作動は、震度5強相当以上、震度6強以上、震度7以上の三段階設定ができます。
※建物によっては、設定に指定があります。
ここで、ご参考に震度5強相当以上の地震の揺れについて気象庁の資料を見ていただきたいと思います。
震度階級と揺れの強さについて
気象庁の震度階級は「震度0」「震度1」「震度2」「震度3」「震度4」「震度5弱」「震度5強」「震度6弱」「震度6強」「震度7」の10階級となっています。
震度5強から、かなり激しい揺れです!
2018年は、ご存知のように自然災害が多く、大阪の地震と西日本の豪雨災害、北海道での地震が発生しました。
災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
現在は、南海トラフでの大規模地震が危惧されています。
日本国中でいつ起こるか分からない大地震。
「スイッチ断ボールⅢ」は、お住まいの地域で震度5強相当以上の地震が発生したときに、ご自宅の火災発生を防止するための頼りになる防災グッズです。
この商品のメリットは…
繰り返しになりますが、、、。
大地震で停電が発生し、その後復旧して通電したとき、漏電等で火災が発生するリスクがあります。
「スイッチ断ボールⅢ」を取り付けるメリットは、大地震発生とともにブレーカーを遮断!! 家電製品のスイッチの切り忘れてしまう心配を解消してくれることです。
そして、ご自宅やかけがいのない財産を万が一の火災から守ってくれるのです。
災害時に避難をしなければならないとき、ご自身の身の安全を守ることが一番重要ですが、、、。
防災グッズやお金を持って無事に避難できても、「電気はどうだったっけ?」とか何かと気がかりな心配事が頭に浮かんで来ます。
避難後に落ち着いてから、冬場の暖房器具などで…「電気ストーブとかコタツはどうした??」 とか…。
後になって、思い出して慌てるのは嫌ですよね…。
阪神淡路大震災<1995年(平成7年)1月17日>のときは、地震での停電→復旧による通電→暖房器具などでの火災が多発しました。
防火管理者講習の説明では、地震によってガス漏れが発生した時、蛍光灯への通電やスイッチONしたときでもガス爆発の危険性があります。
ご自宅に居れば、防げることも外出中や避難中ではどうにもなりません。
「スイッチ断ボールⅢ」は、普段あまり気が付かない忘れがちな電気の切り忘れを解消してくれます。
また、設置するだけで電気の通電による想定外、万が一の火災発生を防ぎ自宅が守れるのであれば、一度購入するだけの地震保険のような防災グッズです。
この商品のデメリットは…
取扱説明書には日常の確認で、「当装置を付けているブレーカー回線に、パソコンや医療器具が接続されていないことを日常的に確認してください」と書かれています。
「スイッチ断ボールⅢ」をメインのブレーカーに取り付けておくと、、、。
大地震発生時にご自宅の全ての電気器具の電源が遮断されるので、パソコンで作業中のデータが飛ぶのと、日常的に医療機器をお使いの方には注意が必要です。
また、夏場などは、冷蔵庫の中身は諦めましょう。。。(^^;
それから、夜間の大地震でメインブレーカーに取り付けた「スイッチ断ボールⅢ」が作動した場合、家全体が必ず真っ暗になりますから、寝るときは手が届く所に懐中電灯を置いておきましょう!
このようなデメリットを解消するためには、
家全体のメインブレーカーを落とすのではなく、配電盤で電気ストーブ、こたつ、電気コンロとかをお使いの部屋またはエリアの個々のブレーカーに取り付けるという手もあります。
しかしながら、ガス漏れの危険性も考えると、ガスの配管が古いとか蛍光灯が古いとかで不安のあるお宅では、メインブレーカーに取り付けることをオススメします。
次の記事で、この「スイッチ断ボールⅢ」の商品内容と取り付け作業、設置テスト結果のレビューをします。(^^ゞ
「通電火災を防ぐスイッチ断ボールIII」の商品内容
ネットでの注文後、「スイッチ断ボールⅢ」は4日間で届きました。
ダンボールは宅配ボックスに程よく入る大きさでした。
ちなみに、私の自宅はマンションの一室です。
今回、私の部屋の基地に居る1/6フィギュアの「風吹桜」隊員に大きさを比較するのにお手伝いを頼みました(笑)。
この「風吹桜」隊員は、私が制作しているマンガ風紙芝居「SF戦記物語・無限友」の主人公のひとり「風吹桜」役で絵のポーズを決めるときのモデルさんです。(^^)
ダンボールを開けたところです。
中から出てきたのは、タバコの箱より少し大きめの「スイッチ断ボールⅢ」の箱です。
ひっくり返すと、「簡単な取り付け」「確実な作動!」と書いてあります。フムフム…
箱の横側の写真も一応撮ったので貼り付けておきます。。。

箱の中身は、取扱説明書と小さなビニール袋に各パーツが入っていました。
ビニール袋から各パーツを出して並べてみると、各パーツは思っていたより小ぶりでした。
この「スイッチ断ボールⅢ」の作動の要である赤い玉の重りは、12インチフイギュア人形の頭より小さいですね!
では、早速取り付け作業に入ります。(^^ゞ
【スイッチ断ボールIIIの設置方法と注意点】
「スイッチ断ボールⅢ」の取扱説明書は4ページ。
よく読んでから、失敗しないように取り付け作業に入ることにしました。
ブレーカーの形はいろいろとあるようですね!!
「スイッチ断ボールⅢ」は様々なブレーカーの形式に対応できるように、取扱説明書では取り付け方法が丁寧に書いてあります。
取扱説明書をよく読んでから、我が家のブレーカーを確認!!
「スイッチ断ボールⅢ」を取り付ける位置をイメージして、いよいよ「スイッチ断ボールⅢ」の主要バーツをいじり始めました。
「スイッチ断ボールⅢ」の本体?・・・おもり玉の置き台とおもりの赤い玉です。
置き台には水平器が付いています。ナルホトド(^^)。
おもりの赤い玉は、思っていたより軽めです。
中央の透明な小さなリングは、おもりの赤い玉を保持するための物です。
このリングは、リング(小)とリング(大)があり、地震の震度によってブレーカーの遮断を調整する仕掛けになっています。
設定① 震度5強相当以上
本体の置き台に、そのままおもり玉を載せます。
※古い木造建物や傷んだ建物は、こちらの設定をするように書いてあります。
設定② 震度6強以上
本体の置き台にリング(小)をつけて、おもり玉を載せます。
※1981年以前の建築基準法に則った建物は、こちらの設定をするように書いてあります。
strong>設定③ 震度7以上
本体の置き台にリング(小)はめて、さらにその上にリング(大)をかぶせて、おもり玉を載せます。
※新建築基準法に則った建物は、こちらの震度7以上の設定をするように書いてあります。
なるほどです!!
【注意点①】
リング(小)とリング(大)ですが、リング(大)をリング(小)に被せるのに向きがありました。
大した注意点ではないのですが、、、
スッと被せられる向きと、そうではなく硬くなかなか被せられない向きがあります。
本体とも言うべき、置き台ですが、私は置き台と赤いおもり玉の紐を通す部分(ハンガー)を切り離して使うようにしました。
プラの部分は簡単に手で折れて切り離せますが、ハサミは裏面の両面テープを切り離すために必要です。
こんな感じに主ブレーカーに付けてみました。
この段階では、上部に付けた置き台は手持ちのセロテープで仮止めした状態です。
また、ブレーカーノブにはめ込む付属のスイッチキャップは5種類ありますが、、、
合いそうなキャップをはめてみたところ、全てスカスカでした。
いざという時、このスイッチキャップが抜け落ちては取り付ける意味がありません。。。。
我が家の場合は、スイッチキャップを使わずにブレーカーノブへ紐を直付けするしかありません。
そこで、ブレーカーノブに穴が開いているので、ここに紐を直接通しました。
この付け方は取扱説明書にも記載されています。
上の画像で、ぶら下がっている赤い紐の下には付属のスイッチ穴通し(銅線)が写っています。
この穴通しは老眼の私にとても便利でした!!(笑)
もし配電盤のブレーカーノブが横向きでしたら、切り取った部分の玉の紐を通すハンガーの貼り付け位置をブレーカーノブの真横にすることで、玉が落ちた時に上手く作動させることができます。
【注意点②】
取り扱い説明書通りに行かない場合があります…(;^_^A
それは、我が家のブレーカーのようにブレーカーノブの穴に紐を直接通す場合、、、。
予め赤いおもり玉に付いていた赤い紐(双コブ結び)を一回外さないと、ブレーカー下にくっつけた紐通しのハンガーと呼ばれる部分に紐が通せないのです、、、。
まあ、ブレーカーノブにはめる付属のスイッチキャップが上手く合えば、特に問題はないのですが…(;^_^A。
もし、スイッチキャップが抜け落ちる可能性がありそうだと思われたときは、ブレーカーノブの穴に紐を直接通すことをお薦めします。
こんな感じで仮止めの設置が終了しました。
次は、いよいよ「スイッチ断ボールⅢ」の作動テストです!
【スイッチ断ボールIIIの作動テストと本設置】
先ほどと同じ画像です。
先ずは、パソコンの電源を落としてから、、、
赤いおもり玉をチョンと突いて、下に落としました。
バチッ!! と音がして、ブレーカーが落ちました。
我が家の中は停電状態です。。。(笑)
上手く作動するようです。!(^^)!
上手くブレーカーが遮断できないときは、付属の長い紐に付け替えて試してみてください。
加速度がついて、より効果的です。
私の所は一発で上手くいったので、置き台をしっかりと両面テープで固定。
起き台が水平になるようにドライバーでネジを回して調整します。
簡単に設置できました!
☆まとめ☆
「スイッチ断ボールⅢ」はちゃんと作動することが分かり、設置が一発で完了しました。
設置時間は、写真を撮りながらやったので30分程掛かりましたが、縮めれば5分とか10分の作業です。
「簡単な取り付け」「確実な作動!」はそのとおりでした!
私はこれから誤って赤い玉が落ちないように日常の点検を怠らないようにします。
これで、大地震で停電が発生し、その後復旧して通電したとき、電気による火災が発生するリスクが回避できそうです。
いつ起こるか分からない大地震、、、。
避難時にブレーカーの切り忘れで万が一の火災が発生してしまっては大変です。
是非、「スイッチ断ボールIII」の取付などの対策を立てられることをオススメします!!